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独特の見た目をしたオラウータンクラブと言うカニの仲間です。
細い体にケムクジャラの姿が、オラウータンに似ていることからこの名前が付きました。
オラウータンクラブと言う名前は正式名称ではなく、ダイバーの間で呼ばれている通称名です。
正式な学名はまだ付いていないらしいです。

写真のバックのブドウみたいな物は、ミズタマサンゴと呼ばれるサンゴの仲間です。
ミズタマサンゴやハナガササンゴなどの刺胞動物に住み着いている姿を良く目にします。
通常はミズタマサンゴの袋の隙間や裏側など、分かりにくい所に隠れている場合がほとんどです。
また、海の中にある藻のような姿をして擬態して、パット見ただけでは見落としてしまう事もあります。
大きさは3センチ程の小さなカニですので、注意深く探してみて下さいね。

撮影場所
沖縄本島 北谷町
ダイビングポイント:砂辺No1